週刊あはきワールド 2018年7月4日号 No.576

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.51-1

ぎっくり腰はこう治す!(その1)

~ぎっくり腰に対する私の鍼灸治療法~

鍼灸院HIRO院長 伊藤弘隆 


◎本シリーズの過去記事≫≫  見る
 

図1
 はじめまして、鍼灸師の伊藤弘隆と申します。川崎市で鍼灸院を営んでいます。臨床の傍ら鍼灸師の方へ経営のアドバイスや技術指導等も行っています。

 ここでは、ぎっくり腰(図1)を取り上げ、今号ではその鍼灸治療法について、次号では症例について述べてみます。今号の鍼灸治療法では、以下の項目について解説していきます。

☆ぎっくり腰治療をもっとアピールしよう!
☆鑑別をしっかりしよう!
☆やってはいけないことがある!
☆必ず治るを信念に!
☆治し方…圧痛の確認と遠隔取穴

☆ぎっくり腰治療をもっとアピールしよう!

 今回、ぎっくり腰をテーマにしたのは「新規参入の治療院こそぎっくり腰を謳おう!」と常日頃から言っているからです。

 その理由は3つ。

①今すぐ何とかしてくれ! という患者さんが多い
②余裕がないから値段の安さを求めない
③多少の切皮痛は許してくれる

 ①の「今すぐ!」という患者さんは、既存の鍼灸院で断られることが多いです(経営の上手く行っている鍼灸院は急な対応が難しいものです)。そこで予約が取れなかったぎっくり腰の患者さんは他の鍼灸院を手あたり次第探します。そこで新規参入の暇な鍼灸院でも予約が入ることが多々あります。開業したての鍼灸院はぜひ「ぎっくり腰の治療できます!」とアピールしましょうね。

 ②の「値段の安さを求めない」は、突然ぎっくり腰になった患者さんは痛みを早く何とかしてほしいという心理状態のためお金のことは二の次になります。保険治療ではない鍼灸治療でも抵抗なく受診してくれます(このような緊急時でも安いとこじゃなきゃ嫌だ! という患者さんもいます。そのような方は「お金>身体」という価値基準で人生を楽しんでいらっしゃるので無視しておきましょう)。

 ③の多少の「切皮痛は許してくれる」は、ぎっくり腰の痛みのほうが強いため多少の鍼の痛みは我慢できます。新米鍼灸師の切皮痛でも嫌がられません。また鍼の痛みが怖いから鍼灸院は行きたくないという患者さん層も、そんなこと気にしている場合じゃない!と鍼灸院に来てくれることがあります。

☆鑑別をしっかりしよう!

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