週刊あはきワールド 2018年7月4日号 No.576

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第28回

リスティング(5)

~リスティングの求め方~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


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 今まではリスティングの定義を説明してきました。リスティングは隣接した椎骨の位置関係を表します。そのような位置の異常を変位という呼び方もしています。後方変位とか回旋変位といったいい方です。

 椎骨の変位は、米国ではほとんどのケースがまずX線画像で分析をし、その上で触診によって変位を確かめます。しかし、日本の日常臨床では法律上の制約から椎骨の変位は触診で調べることが圧倒的に多いです。X線画像を分析する機会が非常に少ないので、触診力を高めるしかないと思っています。

 分離症やすべり症は見てみないと確定できないので、整形外科に患者さんを紹介して確定診断してもらいます。しかし明確な病態がないときにはカイロプラクティックの方法も効果を発揮します。

独特なカイロプラクティックX線分析

 カイロプラクティックでは、X線画像の分析は整形外科と目の付け所が異なります。当然、脊椎の疾患は整形外科の領域です。カイロプラクティックは機能異常を主に扱っているので、椎骨の微妙な位置異常にも注意を払っています。

 今まで説明したリスティングでは、ポステリア(P)はほぼ、いつも存在していることになっています。表現的にはポステリア(P)としていますが、臨床的には必ずしもポステリア(後方変位)ではないこともあります。椎骨の運動分節で異常があるところをポステリアとして施術部位(スラストを加える部位)を指し示すこともあるのです。

 今回は特に腰椎でのX線画像の見方を説明していきます。臨床的に見る機会がない方もおられるかもしれませんが、患者さんがX線画像をお持ちでしたら見させてもらってください。

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