週刊あはきワールド 2018年7月18日号 No.578

症例で学ぶ入江FTシステム 第2回

入江式奇経治療による症例(2)

~奇経に関心を持つキッカケになると思われる腰痛と嘔吐感・ふらつきなどの症例~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


前置

 前回の入江式奇経治療による症例(1)ではキャリアの浅い鍼灸師の方に奇経治療を推薦する理由を挙げましたが、入江式では経脈治療・経別治療・経筋治療もすべて経脈の方向性を基本に置いた処置であり、まず臨床では奇経治療を任脈-陰蹻脈・督脈-陽蹻脈の2組に絞って取り組まれることを提案したい。

 奇経治療はさまざまな愁訴に効果が見受けられるだけではなく、鍼治療の概念が広がることが期待できるからです。

入江式奇経療法の特徴

特徴1
 入江式では任脈-陰蹻脈・督脈-陽蹻脈を併用して処置することが多いです。併用の目的は効果がマイルドになるという見解に基づいて、陽実と思われる脈状は督脈-陽蹻脈の適応ですが、任脈-陰蹻脈の兼用は効果をマイルドにするだけではなく、脈も揃ってくるからです。同様に、任脈-陰蹻脈の適応である沈・遅の脈状のケースに督脈-陽蹻脈を併用することでマイルドな効果が得られます。
 

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