週刊あはきワールド 2018年7月18日号 No.578

臨床万事塞翁が馬 その2

大丈夫?あなたのその手!

大阪漢方鍼医会 森本繁太郎 


1.臨床家は、良い手が9割

 鍼灸の臨床家として良い手を作っておくことは、とても大切な診察および治療の条件だと思います。

 極端に言えばですが、良い手がしっかり作られていたならば、診察から治療の半分以上は仕留めたも同然なんですね、これが。つまり、患者さんとの間に親しい感情が通い合う状態、いわゆるラポールなるものが容易に構築できたことになります。

 患者さんにすれば、最初に自分の体に触れられた瞬間、気持ちが良ければ「この先生にお任せしようかな!」と思うでしょうが、不快な感触だとすれば「こりゃ駄目だ!」と当然思うでしょうね。

2.治療に適さない手とは

 もし冷たくて、おまけにベタベタヌルヌルした手で、手足やお腹や背中、ましてや顔辺りを触られたとすれば、患者さんはどんな気持ちになってしまわれるかご想像くださいな。まず間違いなく不快感を持たれるでしょうね。

 それから、妙に熱くてガサガサゴツゴツした手で触られるのも、患者さんによってはNGかも知れませんね。

 ことほど左様に患者さんに不快感を与えることは、手に限らず臨床家としては得策ではありません。

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