週刊あはきワールド 2018年8月8日号 No.581

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.52-2

指の病気、バージャー病と爪甲剥離症はこう治す!(その2)

~爪甲剥離症の鍼灸治療と症例~

漢方鼎・酒井はり灸院 酒井茂一 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る
 
 先週号では「バージャー病の鍼灸治療と症例」について解説した。最近多い爪甲剥離症も同様の指端の障害で、使用する経穴や治療は似ており、よく治っているので、今号ではその治療と症例について紹介する。

「爪甲剥離症」とは?

 原因としていくつか考えるが、カビの一種であるカンジダ感染が最も多いとされており、他にもゴミなどの物理的刺激やマニュキア、洗剤などの刺激物が爪の間に入り込むことをきっかけに、あるいは甲状腺の亢進または低下、糖尿病、鉄欠乏性貧血などでも起こるとされている。女性に多く発症。

 症状は、爪甲が爪床から浮き上がり爪の一部が剥離して爪甲が白色または黄色に変化している状態で、爪先から根元に向かって徐々に剥離が進行する。

 治療は、カンジダ菌が見つかれば、抗カンジダ薬の内服か抗カンジダ剤の外用。菌が検出されなければステロイド薬を塗る程度の処置が行われる。

1回の治療で改善した爪甲剥離の例

 OAさん、女性29歳。

 8年前頃から右手第1指に黒点が出現、爪半月の白い部分が徐々に増え、左手第1指、第2指の3本の爪が爪甲剥離になる。よく爪が引っかかるので、その際はとても痛む。今はかろうじて3本のみだが、悪化すると3、5指にも同様の症状が出現した。現在、この爪の状態でいることがとても辛いと訴える。

ペインスケール:7

 酒はたしなむ程度、食欲は普通、便通も問題なく、睡眠も良好。

今までの経過:1年半の間に2つの病院に通院するも特に効果はなかった。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる