週刊あはきワールド 2018年8月15日号 No.582

症例で学ぶ入江式FTシステム 第3回

入江式奇経治療による症例(3)

~胃痛・背部痛・悪阻・鞭打ち症・後頭部の頭重感などの症例~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


はじめに

 初学者の方は奇経を臨床で取り入れている方が少ないと思われますが、奇経治療に関心を持つと鍼灸医療の根幹である経脈に対する関心へとつながり、研鑽すべき課題が明確になるかも知れません。今回は臨床で出合うことが多い症例を報告します。

症例1)胃痛・47歳、2児の母親

聞・問診:週に4日午前8時~午後3時までフルタイムの職場で昼食も急いで済ます状態で、仕事の日は胃痛が酷くて鎮痛剤が欠かせずクタクタですと仕事帰りに来院。

 月経を問うと周期が今年から不順とのことで、2カ月に1度であったり、月に2回のこともあるとのことだが、月経痛は特にないですと。酷暑が続く日々の中、頑張っている状況が察しられた。

処置:任脈-陰蹻脈として、

 右列欠B-R左照海・気海B-R右照海(図1・2・5)。

 督脈-陽蹻脈として、

 右後渓R-B右申脈・下脘R-B右申脈(図3・4・5)

と、I・Pコードを接触刺激で10分間。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる