肩背部のマッスル鍼法、リトミックマッサージを学ぶ

第5回マッスル鍼法セミナー開催される

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　第5回マッスル鍼法セミナーが8月5日、東京都西東京市の西東京市民会館で開催された。講師は『マッスル鍼法』（ヒューマンワールド刊）の著者、宮村健二氏が務め、午前の部では両手刺手管鍼法、午後の部では肩背部のマッスル鍼法、リトミックマッサージについて実技解説が行われた。

　午前の部で取り上げられた両手刺手管鍼法とは、押手をしない（痛点に当たる以外は）無痛の刺鍼法で、マッスル鍼法を行う上でとても重要な手技である。今回のセミナーでは、浮き管の技術が取り入れられた最新バージョンについて解説され、受講生に対する実技指導が行われた。

　午後の部の前半のテーマは肩背部のマッスル鍼法。肩背部の筋層構造をいかに把握してどのように刺鍼するかが解説された。そして後半はリトミックマッサージが取り上げられた。リトミックマッサージは、3種類の一点圧、すなわち水平圧・垂直圧・対向圧に、2種類の律動、すなわち入り切り律動・振子律動を上乗せした6つの基本手技で構成されるマッサージで、宮村氏がマッスル鍼に併用するマッサージとして開発したもの。

　セミナーの最後にはモデル患者を募り、デモンストレーションが行われた。肩部の愁訴に対して、コリの実態を把握し、それを鍼とリトミックマッサージで実際にとっていく工程が解説を交えながら披露された。