週刊あはきワールド 2018年10月3日号 No.588

【新連載】東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第1回

東京2020年大会の背景と鍼灸マッサージ

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 














はじめに

 2020年東京オリンピックが2020年7月24日(金)~8月9日(日)に、パラリンピックが8月25日(火)~9月6日(日)に開催される。オリンピックとパラリンピックが同一都市で2度開催されるのは、東京が初めてである。

 一度目の東京大会は、1964年に開催された。その当時、都内の小学生がオリンピック大会に招待され、私は国立競技場で陸上競技の予選を観戦したことを覚えている。新幹線、名神高速道路、首都高速道路が開通し、新しいホテルが次々と建てられた。

 2020大会は何を目指し、何を残すのか。鍼灸マッサージは、どのように関わり、どのように将来につなげるのか。さまざまな課題を抱えている。

















 筆者は、1984年から筑波大学で、医師、体育指導者、トレーナーとチームを組んで、スポーツ選手の鍼治療に関わってきた。また、筑波大学スポーツ医学専攻では、博士課程で鍼灸マッサージの研究を行ってきた。理療科教員養成施設では、鍼灸マッサージの教員養成と視覚障害教育に関わってきた。現在、パラリンピックの視覚障害選手のサポートを行っている。平成30年3月に退職し、現在,東京2020大会に向けて選手のサポートをしている。

 これらの経験をもとに、本シリーズでは、東京2020大会に向けて、オリンピック・パラリンピックと鍼灸マッサージについて月1回程度話を進めて行く予定である。
















東京2020年大会の背景

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致のプレゼンターは、佐藤(旧姓)真海さんであった。佐藤さんは、女性でロンドン大会に出場したパラリンピアンで東日本大震災の被災地出身であった。女性、障害者スポーツ、復興支援は、東京2020大会の大きなテーマでもある。

 1964年東京大会では、女子サッカー、女子柔道、女子マラソンはなかった。女子選手の出場者は増加し、メダルの獲得数も増えている。ロンドン大会の時は、ほとんどパラリンピックの名をあげなかった人々がこぞってパラリンピックを呼称するようになった。
 

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