週刊あはきワールド 2018年10月10日号 No.589

新米鍼灸師の研修奮闘物語 File.18

Resident.SeのBSL(Bed Side Learning) Diary(18)

~研修生活の振り返り 初心忘れるべからず~

鍼灸レジデント2年目 平岡遼 


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 9月の中旬から気温差の激しい日が続いています。感冒様の症状を訴える患者さんが急増しています。私も先週仕事中に咽頭痛が出てきてしまい、早々と漢方薬のお世話になり、なんとか4日で治すことができました。そんなとき脈が浮いていないか、ちゃんと確認する意識がやっとできてきたように思います。過去の連載でカゼ気味の患者さんの脈浮をまったく意識せずにいて怒られていたことが思い出されます。今回は、いまの研修生活をお伝えしながら振り返りをしたいと思います。

■月7回の勉強会は多い?少ない?

 私が研修させていただいているTOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医療研修の会)では、主催共催含めて勉強会が現在月7回前後開催されています。月7回というと、大体週に2回弱ありますので多いと感じるかもしれませんが、これでも最盛期に比べると大分減っているそうです。勉強会の内容は私含めスタッフや周りの鍼灸師に必要なことを踏まえて石川先生と木村先生がアレンジしてくださり随時変化しています。昨年の第1回と第2回のRsident.Seの中で勉強会の内容をお伝えしましたが、1年半が経ち内容も変わってきているので、私の感じていることや反省とともにお伝えしたいと思います。

 現在開かれているのは以下の勉強会です。

・あひるのこども会
・サイゼミヤ
・とも症候+G
・tomogasinZ
・丹塾
・中医総合診療研究会

■病院は薬を覚える格好の場

 クリニックで仕事をしていると薬に接する機会が多いため、いつの間にか主要な西洋薬や漢方薬は名前を覚えてしまいました。患者さんは自分が何の薬を飲んでいるか、何の治療をしているのか意外とわかっていない方も多いのですが(それはそれで問題ですが…)、薬の名前を知っていると患者さんに聞かなくても状態を把握できるのでとても有用です。「なにか病気はお持ちですか?」と聞くと「なにもない、元気です」と答える方でも、「なにかお薬飲んでますか?」と聞くと高血圧や高脂血症、喘息、アレルギーなど、色々な薬を飲んでいることが発覚することが往々にしてあります。そんなとき、おくすり手帳を見てパッと既往歴を把握できることはありがたいなと思います。

 しかし問題は、漢方薬の主要なエキス製剤の名前は覚えているのですが、逆に名前だけ覚えてしまっていて、どんな生薬が入っていてどんな作用なのか、という大事なところがおろそかになってしまっているところです。自分でも処方を考えられるようにちゃんと内容や効果も併せて覚えていかないといけないと感じます。

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