週刊あはきワールド 2018年10月24・31日合併号 No.591

『クリニカルエクササイズ』へのいざない 下

エクササイズには効率よく体を使う「上虚下実」の理論を取り入れよう!

~『クリニカルエクササイズ』の「あとがき」より~

 山下貴士 


 
 このほど、『クリニカルエクササイズ トレーナー、治療家のための機能的エクササイズ入門』を上梓いたしました。ここでは、本の紹介を兼ねて、前号の「まえがき」に続き、「あとがき」の一部を転載させていただきます。(編集部)

あとがき

クリニカルエクササイズ トレーナー、治療家のための機能的エクササイズ入門(山下貴士)  前著『クリニカルストレッチ』を書き終えた後、1つの達成感はありましたが、心のどこかに満たされないものがありました。それは、ストレッチはリハビリテーションにも用いられるエクササイズであり、さまざまな面で有効な手段ですが、ストレッチだけでは解決できない体の問題もあるからです。前著では、ストレッチという題名をつけたので、そのことに縛られ、ストレッチ以外のエクササイズを紹介する機会がなかったのです。今回、『クリニカルエクササイズ』を出版する機会をいただき、この心の中のわだかまりが解消されました。なぜなら、車の両輪のように双方合わせて相乗的に大きな効果を生み出すストレッチとエクササイズを、この本を通して出版することでご紹介できたからです。

 エクササイズの進歩は目覚ましく、次々と新しい理論が生み出されてきました。実際、この本の原稿も締め切りの直前で、新しい情報を盛り込むために、差し替えることもありました。このような変化の中で1つの大きな気づきがありました。それは、時代や洋の東西は変わっても、常に変わらない基礎基本ともいえるエクササイズの理論があるということです。このことは、現代のトレーニング的には「ファンクショナルエクササイズ」として、伝統的には「上虚下実」として言い表されている効率よく体を使うことの大切さでした。効率の良い動きとは具体的には、「体幹の強化」と「余分な体の力を抜くことで、無理なく大きな力を発揮することができる」と言い換えられるかもしれません。

 これまで、私もさまざまなセミナーに参加し、書籍や論文に触れましたが、やはり大切なのは、「体幹強化と末端や肩のリラクゼーションによる中心感覚の確立」ということでした。現代は情報過多ともいえるくらい、さまざまな情報が錯綜していますが、ぜひ体の使い方の基礎基本という観点に立ち戻り、このことをQOLの向上につなげていただければ幸いです。(後略)

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講  師 山下貴士(アスレチックトレーナー&鍼灸師)
テキスト クリニカルエクササイズ
トレーナー、治療家のための機能的エクササイズ入門
会  場 東京都内
詳  細 https://www.human-world.co.jp/seminer/seminer093.html




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