週刊あはきワールド 2018年11月21日号 No.594

全力で治す東西両医療 第31回

ともともクリニック全力カンファレンス中継(20)

~ぼくらはみんな、生きている~

 (1)荒川和子(2)木村朗子(3)石川家明 


◎第30回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(19)
      ~後世派か古方派か、どちらを応援しますか?~
      (荒川和子・木村朗子・石川家明)
◎第29回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(18)
      ~古代人は神経内科医だった!是動病と所生病から紐解く~
      (荒川和子・木村朗子・石川家明)
◎第28回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(17)
      ~証に対する経穴効能を考える3~
      (荒川和子・木村朗子・石川家明)
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(1)荒川和子:清友会 山田整形外科胃腸科肛門科
(2)木村朗子:ともともクリニック院長
(3)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表

 治療すべき経脈をどのように定めるのか。経脈自身の走行や経脈の持つ「症候群」(是動病と所生病)を見極め、当時あった何種類もの脈診を使って、治療する経脈を選んでいたようである。すでに、「民間医学」の域から脱して、解剖、問診、症候、診断、治療がそろった「伝統医学」としての姿があった。

■「伝統医学」と「民間医学」の違い

木村世界の「民間医学」からも有効な治療手段を得ていますが、馬王堆墳墓から発掘された『陰陽十一脈灸経』にすでに中国最古のシステマティックな医療が展開されていたんだという事実に驚かされます。

荒川「伝統医学」と「民間医学」の違いなど考えていませんでしたが、そうなんですね。解剖、問診、症候学、診断学がそろっているかいないかなのですね。

石川いや、全部がそろっていなくてもよろしいかと思いますが、普遍性に導く、つまり汎用性のある原理があるかどうかが一番だと思います。

木村当時すでに解剖、問診、症候、診断、治療の方法がそろっていましたね。

石川その出発点としての解剖学、経脈の発見は大きいのです。

木村治療法が効いたかどうかも大事ですが、むしろシステマティックであるかどうかがポイントなのでしようね。

荒川いろいろな治療法や流派がありますが、「伝統医学」的と「民間医学」的とか分けられそうですね。

■いよいよ診察に入る

荒川当時の治療法は、病巣にどの経脈が通るのか、到達しているか、またそれはどの臓腑に流れている経脈なのかを見極めて、基本的にはその経脈の上の反応している部位に治療を施すのが基本的姿であったと言うことでよろしいでしょうか?
 

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