![]() |
2018年12月5日号 No.596 |
Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第20話 足関節捻挫にも鍼が効く!~足太陽、少陽経筋病の症例~九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 ツイート
◎第18話 左耳の後ろが痛い!~小後頭神経痛の一例~
◎第17話 肺熱に対する刺絡治療の一例
◎過去記事≫≫ もっと見る
左足関節捻挫をしました!20歳の女子学生(A)、左足を引きずり(跛行)ながら、研究室の前を一歩一歩痛そうに歩いている。理由を尋ねると、前日の昼頃にハイヒールを履いて雨で濡れた交差点を急いで渡ろうとしたところ、水たまりのところで左足関節の内反捻挫を起こしたのだという。その後、痛む足をかばいながらなんとか帰途についたが、今朝起きたときから足関節の腫脹および足背部の血腫とともに、内反負荷をかけたり体重をかけると左外果周囲が痛むとのこと。女子学生(A)の病態足関節内反捻挫によって生じた関節痛であることから経筋病であることがわかる。安静時痛や自発痛はないこと、足部の腫脹は軽度であり、わずかに青じみ(血腫)が見られることから、2度程度の捻挫であることがわかる(内反負荷をかけると痛みはあるが、不安定性は存在しない。後日整形外科を受診しており、第2度の捻挫との確定診断を得ている)1)(表1)。外果周囲の圧痛を確認すると照海、丘墟付近の圧痛が顕著であり、解渓や内側部には見られていないことから、照海付近に位置する踵腓靱帯および丘墟付近に位置する前距腓靭帯の部分断裂が疑われた。したがって、東洋医学的には、足太陽および少陽経筋病であることがわかる。(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今週号のPRの部屋はこちら ●アスパ・メソッドセミナー ■ヒューマンワールドのセミナー ●クリニカルエクササイズセミナー(2019/2/17) ●阿是指圧セミナー(2019/2/23) ●腹診による「毒」と「邪気」の診察と杉山真伝流の刺鍼法セミナー(2019/3/10) ★ヒューマンワールドの 本なら→→→→→→ こちら ★ヒューマンワールドの DVDなら→→→→→ こちら ★メディカル求人天国 鍼灸マッサージ師・柔道整復師の求人情報は≫≫ こちら ■あはきワールドの学割 (0円)&わかば割(50%OFF) ★詳細は≫≫ こちら ■投稿原稿募集 週刊『あはきワールド』では、研究レポート、論説、症例報告、エッセーなどの投稿原稿を募集しています。 ★詳細は≫≫ こちら ■ヒューマンワールドのメールマガジン「あはきワールド」は毎週水曜日に配信しています。 ★配信登録は≫≫ こちら |