週刊あはきワールド 2018年12月26日・2019年1月2日合併号 No.599

あはきメンタル~動きの心理編~ 第4回

東洋的ボディワークにみられる学び(3)

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


 
 前回は、体幹を捻らずに走るなんばの動きがスポーツに取り入れられて結果を出した例を紹介しました。体幹を捻らない走り方は、日本人の得意なスタートダッシュに適しています。日本人は体幹を捻る走法で重要な大腰筋がトレーニングによって欧米人のように肥大しにくいことから、トップスピードではどうしても劣ります。しかしながら、体幹の捻りを最小限に抑えて走ることで大腰筋の弱さをカバーし、効率よく減速せずに走り切る技術を獲得したことから、200m走やリレーのバトンパスでよい結果が出ているということができます。

 さて、体幹を捻らない動作は、東洋的ボディワークの中でどう扱われているのでしょうか。後ほど説明する郭林功や太極拳の初動を除けば、多くが体幹を捻らない動作で構成されています。

 しかし、それでは話が終わってしまうので、逆に体幹を捻る動作に注目してみました。ここでは、ボディワークにみられる体幹を捻る動作について紹介し、その意図について、筆者の解釈を述べてみたいと思います。

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