週刊あはきワールド 2019年1月9日号 No.600

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第4回

今、何故パラリンピック

~ブラインドパラスポーツを中心に~

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


Ⅰ.はじめに

 最近「オリンピック・パラリンピック」を毎日のように耳にする。パラリンピック大会は1960年ローマ大会から開催しているにもかかわらず、少し前までは、オリンピック・パラリンピックと続けて話をする人はほとんどいなかった。

 2020年東京オリンピック・パラリンピック招致の最終プレゼンテーションを勤めた佐藤真海選手は、オリンピック選手でなくロンドンパラリンピックに出場した選手であった。

 マスコミによるパラリンピック報道もあまり行われていなかったが、ここ1年の報道数は、オリンピックを上回っているといわれている。

 一体、何が変わったのか。東京パラリンピック招致が、我が国のパラリンピックや障害者スポーツにどのような影響を与えているのか。今回から数回にわたってパラリンピックに焦点を当てる。

Ⅱ. 今、何故パラリンピックか?

  2020年パラリンピック大会の開催地に東京が決定した翌年(2014年)に、パラリンピックの所管が厚生労働省から文部科学省に移管された。このことは、パラリンピックスポーツが、これまでのリハビリテーションを中心としたスポーツの考えからオリンピックと同様の競技スポーツの色彩を強くしたことを意味している。
 

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