週刊あはきワールド 2019年1月23日号 No.602

症例で学ぶ入江FTシステム その8

入江式奇経治療による症例(8)

~腰痛~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


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その前に

 腰痛・肩こりは鍼灸師であれば臨床の機会があり、愁訴の改善を実感される症例は多いと思います。私は入江システムを臨床で利用するようになった当初、腰痛を奇経治療で対処して著効が得られたことから心惹かれました。今回報告した任脈-陰蹻脈・督脈-陽蹻脈のペアは、初学者が腰痛という身近な症例を通して鍼治療の視点が広がるキッカケになりうると思います。経穴は経脈と不可欠であるという認識に繋がるからです。

症例1:腰痛・臨床心理士・女性・52歳

愁訴:来院の1週間前、腰痛が発症。懇意にしている近くの整形外科医院へ。細身であるが日頃元気な様子を知る医師から矯正術を受けましたと。術後、「もう大丈夫」と告げられたが、その後、痛みは増幅。翌日、整骨院を受診するも腰に力が抜けたようで、歩行は何とかできますが、椅子から立ち上がるのは痛みが酷くて、手の力で何とか立ち上がっていますと。

聞・問診:腰部に力をかけると痛みは酷いが、静止している状況ではあまり感じない様子である。過労の有無を問うと、両親の体調が思わしくないことから滋賀県に在住されていることから、訪問の機会が頻繁になり、精神的・肉体的に疲れていますとのこと。(※本人は京都在住)
 

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