週刊あはきワールド 2019年1月23日号 No.602

在宅ケア奮闘記 その145

人工透析患者は体力がいる

~生きるために、寝たきりにしない、させない、作らない~

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


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Sさんは寝たきりの人工透析患者

 Sさん(女性)は82歳。歩行中に転倒し左大腿骨頚部骨折で人工骨の置換手術を無事終えて自宅に帰ってきたが、傷口が痛いと言ってほとんど動かずに寝たきりになってしまった。腎臓不全という病気もあるので人工透析をしていて、週3回は病院に行かなければならない。

 日常生活においてはほとんどがベッド上での生活であったとしても、ベッドから離れ、車椅子へ移乗し、介護タクシーで病院へ着くまで車内で座っていなければならない。帰りも自宅へ帰りつくまでは座っていなくてはならない。ずっと寝たきりではいられない。だから膝は90度の角度が必要だし、ベッドで上向きになって3時間維持できる体力と関節の柔軟性が必要である。

立位へ、そしてトイレへの挑戦

 Sさんは視力が低下していて、ほとんど見えなくなってしまっている。体力もなく、目も悪く、家事はすべてご主人とヘルパーさんが行っている。
 

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