週刊あはきワールド 2019年2月6日号 No.604

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第5回

視覚障害者パラリンピックを観戦するために

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


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Ⅰ.はじめに

 前回はパラリンピックの歴史的背景と今日的課題について話してきた。特に、パラリンピック競技の中でも、1)視覚障害競技は身体障害競技や知的障害競技に比べてメダル獲得率が高いこと、2)毎大会で鍼灸マッサージ師の資格を有する選手がメダルを獲得してきたことを紹介した。

 パラリンピックスポーツは、ライブでテレビ中継をすることが少ないため、皆さんの目に触れることはあまりない。実際に、全国大会クラスの試合を目の当たりにすると迫力満点です。視覚障害者パラリンピックスポーツ大会は、一部を除いてほとんど観戦無料なので足を運んでください。私たちも、ゴールボール、ブラインドサッカー(5人制サッカー)、柔道選手の競技支援をしていますので、その際は声をかけてください。

 今回は視覚障害者パラリンピックスポーツを紹介する。

Ⅱ.視覚障害パラリンピック競技

 パラリンピックは、厳格なクラス分け、競技ルール、出場条件などが定められており、一定の競技成績がなければ競技に参加できるわけではない。パラリンピック競技は、身体、視覚、知的に大別されている。

 視覚障害アスリートが出場できるのは13(夏季10、冬季3)競技である(表1)。

表1 視覚障害者パラリンピック競技
夏季競技
 陸上競技、自転車競技、馬術、視覚障がい者5人制サッカー、ゴールボール、
 柔道、ローイング(ボート競技)、セーリング、水泳、トライアスロン
冬季競技
 アルペンスキー、バイアスロン、ノルディックスキー

 競技を行うためには、健常者の視覚を補償する協力や視覚障害の程度に差がつかないような配慮などがされている。競技について説明する。
 

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