週刊あはきワールド 2019年2月20日号 No.606

臨床万事塞翁が馬 その9

4時間半の苦闘、その結果はいかに?!

大阪漢方鍼医会 森本繁太郎 


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1.ギネスに載らないですかね! この4時間半は?

 皆様はこれまでに一人の患者さんに対してどれぐらいの時間を費やされた経験がおありでしょうか?

 またまた私得意の奇妙きてれつな問いかけで申し訳ありません。と言いながらも皆様はそろそろこのパターンに慣れてこられたのではないでしょうかね。「えっ、飽きてきた!」ですか。ううん、それはそれは!

 ところで、本日のタイトルの「4時間半の苦闘」でありますが、たった一人の患者さんの治療に私が費やした時間なんです。これも本当に本当で、あまり大きな声では人に言えた話ではないんです。

 もちろん医師が手術をする場合、最近は随分効率化や合理化されてきていますし、術式も根本的に変わっているようですから、短時間でできる手術も増えているみたいですが、その昔ならば8時間や9時間かけるなんてなことは普通だったと思います。

 したがって、4時間半なんてなものは医者の世界では当たり前のことで、比較にならないのは承知の助ですが、私のやっております治療スタイルではちょいとしたものだったんじゃないでしょうかね。

 と、あたかも自分だけが大変だったかのように書き始めておりますが、「何を仰る兎さん、わたしゃ6時間苦闘しましたよ!」「7時間難戦しましたよ!」てな思い出をお持ちの方も結構いらっしゃるかと思います。いらっしゃるかと思いますが、本日は苦闘も難戦もまだされていない、言ってみれば未経験の方を対象に書かせていただくことをお許しください。

 「えっ、お前の文章はいつもそうだ! だからベテランの俺たちには何のメリットもないんだよ!」ですか。ううん、とても良いところに気がつかれましたね。でも、私の力では未経験者を相手にするぐらいしか活路は見い出せませんので、そこんところよろしくお願いいたします、はい。

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