週刊あはきワールド 2019年2月27日号 No.607

あはきメンタル~動きの心理編~ 第5回

技の学び(1)

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


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 最近、卓球、バドミントン、テニスで日本人選手が大活躍しています。それらは、いずれもラケットという道具を使ったスポーツ種目です。彼らは、ラケットという道具を巧みに操って高いパフォーマンスを発揮しています。彼らの繰り出す技は、「エア・ケイ」とか「ミマ・パンチ」など独自の名称で親しまれ、子どもたちに真似られています。

 鍼灸という私たちの領域でも、鍼という道具を使用します。学会の実技発表などで観る大御所の先生方の鍼の技は、洗練された美しい所作から繰り出されていますね。

 私たちは、研鑽を積んでそれらに近づこうとしますが、容易ではありません。なかなか真似できず、あきらめてしまう人も多いのではないでしょうか。かく言う筆者も、どちらかといえば長続きしない方です。できれば、少ない努力で最大限の効果を得たいと常に考えています。

 筆者は、40年間、スポーツ指導に携わる中で、技の指導を懸命にやってきました。できないことができるようになる喜びを共有できることはとても有意義に感じたからです。

 このシリーズでは、技の学びについて、スポーツ心理学の理論を援用しながら考えてみたいと思います。

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