週刊あはきワールド 2019年3月6日号 No.608

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.59-1

腰痛はこう治す!(1)

~経絡治療による腰痛の治療法~

はりきゅう資生堂今野接骨院 今野正弘 


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 「腰痛症」を主訴に来院する患者は非常に多いが、時には予想もつかない重大疾患(鍼灸不適応症等)を抱える患者との遭遇もある。腰痛症とは一概に言っても、急性症から慢性症、不適応症とその病態は多岐に渡る。来院時、どのような訴えや病名であろうと、我々は徒手検査法による神経学的所見を把握し、その鑑別診断を決して怠ってはならない。

 患部の筋肉、筋膜、椎骨によるものか、皮膚、皮下組織、肋間神経、大血管、または心臓、肺、縦隔、食道、胃、腸、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓・尿管など、どこに起因する腰痛なのかを推定する。さらに、感染症(感冒・インフルエンザ・髄膜炎・結核・梅毒・帯状疱疹など)、炎症(疲労性筋膜炎・肺炎・気管支炎・胸膜炎・心筋炎・大動脈炎・肝炎・胆嚢炎・膵炎・腎炎・化膿性脊椎炎・胃炎・食道炎・十二指腸潰瘍・関節リウマチなど)、外傷(擦傷・刺傷・打撲・骨折・気胸・脊髄損傷など)、各種悪性腫瘍、その他(心タンポナーデ・大動脈解離および破裂・脾腫・神経痛・神経炎・後縦靱帯骨化症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・低髄液圧症候群・胆石・尿路結石・便秘など)、女性であれば婦人科系疾患(子宮筋腫・子宮内膜炎・卵巣嚢腫など)からの影響か、さまざまな病態が潜在している可能性がある。

 そのために鑑別診断は必須であり、極力病態把握に努めた上で、臨床に臨むべきである。

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