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2019年4月3日号 No.612 |
東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第7回 スポーツ選手に対する鍼治療(2)~スポーツ外傷・障害に対する鍼治療~筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 ツイート
◎第5回 視覚障害者パラリンピックを観戦するために
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Ⅰ.スポーツ外傷・障害とはスポーツ選手に対する鍼灸マッサージは、①スポーツ外傷・障害の治療や予防、②コンディショニング、③スポーツパフォーマンスの向上など目的によって対処法が違ってくる。今回は、スポーツ外傷・障害の治療や予防について紹介する。スポーツによる怪我は、外傷と障害に分けられる(図1)。スポ-ツ外傷とは、主に衝突、転倒などの外力による怪我を指し、骨折、脱臼、肉離れ、脊髄損傷などが相当する。怪我をした直後は、熱感・腫脹・疼痛・機能障害などの炎症症状が出現しており早期に炎症を鎮めることが重要である。そのため通常、RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)の処置など初期の対応が重要となる(図2)。また、復帰までの段階的なアスレティックリハビリテーションと運動の許可条件が重要である。鍼治療も、回復段階において治療法が変わってくる。 ![]() 図1 ![]() 図2 一方、スポーツ障害は、野球肩、テニス肘など専門競技の動作を繰り返すことによって生じる使いすぎ症候群(オーバーユースシンドローム)に相当する。治療に際しては、ただ痛みをとるだけでなく、①なぜ起きるのか、②再発を防止するにはどうしたらよいかを考えて治療する(図3)。障害の治療とともに再発の予防の指導が重要である。鍼治療も障害局所の治療のみならず、スポーツ動作を観察しながら、治療点を決めることが重要となる。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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