週刊あはきワールド 2019年4月10日号 No.613

<投稿>

国試高合格率にだまされないために

~受験生諸君、「隠れ合格率」を調べよう~

札幌市北区 元毎日新聞記者、鍼灸あん摩マッサージ指圧師 山田寿彦 


 
  第27回(2018年度)あはき師国家試験の学校別合格者状況が発表された。晴眼者の新卒はり師合格率は93.6%と近年にない(ひょっとして史上最高か?)高率となった。前回が74・6%であったから、一挙に19ポイントの上昇。合格率100%を達成した専門学校(養成施設)は35校にのぼる。高い授業料と3年間の労力が国家試験合格で報われることが、学校として果たすべき最低限の責任であることを思えば、多くの学校に及第点を与えてもいい合格率である、と言いたいところだが、この数字にはマジックがある。鍼灸学校への進学を考えている受験生諸君は、学校が宣伝する高合格率をうのみにしてはいけない。学校の実態を反映する「隠れ合格率」を調べ、学校選択の指標にしてほしい。
 (※以下の数字は晴眼者のはり師新卒受験者数・合格率に基づく)

卒業認定者を絞り込みか?

 今回の新卒受験者数は前回より130人減の3131人。私が受験した第22回(2013年度)は3776人であったから、600人以上減っている。鍼灸師は免許を取っても食えないことが知れ渡り、鍼灸学校の志願者が減少傾向にあることに加え、学校が合格率を高く見せたいために卒業認定者を絞り込む傾向が強まっているのではないかと推測している。
 

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