週刊あはきワールド 2019年5月8日号 No.617

新米鍼灸師の研修奮闘物語 File.25

Resident.SeのBSL(Bed Side Learning) Diary(25)

~皆で臨床推論しよう! 今年も成城大会に参加しました!~

鍼灸レジデント3年目 平岡遼 


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 ゴールデンウィーク前半の4月29日に、今年も丹塾特別講座が成城ホールで行われました。今回の講座名は「臨床推論~臨床脳(あたま)を創ろう~」でした。これは今年の2月に上梓された丹澤先生が編集された著書のタイトルから冠されました。去年のテーマは医療面接でしたが、今年はそこから一歩進んで臨床推論がテーマでした。全体のあらましは別の先生から報告があると思いますので、私からはファシリテータとして参加させていただいた午後からのワークショップの内容の報告と日々の省察をしたいと思います。

■臨床推論が花盛り!

 鍼灸学校では、私のいた3年前は「臨床推論」についてはほぼまったくと言っていいほど触れられず、「臨床推論」という言葉すら出てきませんでしたが、2年前から新カリキュラムになったそうで少しずつ様相も変わってきているのかもしれません。他のコメディカルにおいても今まさに臨床推論という言葉が広まってきており、ここ数年「薬剤師のための臨床推論」、「看護師のための臨床推論」といった書籍が次々に出版され、ひいては「PTの臨床推論教育」などの論文が出て来ています。医療の教育界で臨床推論が広がる大きな流れが起きているようです。

 さて、臨床では患者さんが来たら、話を聞いて身体診察をして、疾病を明らかにしないといけません。去年の丹塾特別講座では、「話を聞く」という部分に焦点を当て、医療面接をテーマに模擬患者に対して実際に医療面接をしてみんなでフィードバックするというワークショップを行いました。今回はその次のステップに進み、患者さんからの情報からどうやって疾病を明らかにするか、という部分に焦点を当て、臨床推論について4人の講師の先生の講座がありました。講義をされた先生は、丹塾塾頭であり御年90歳を迎える明治国際医療大学名誉教授である丹澤章八先生、鍼灸師の資格取得後に医学部に入り直し医師免許を取得され、いまは国分寺ひかり診療所で家庭医をされている小泉豪先生、そして私の務めるともともクリニックの院長で内科医の木村朗子先生と、鍼灸師の石川家明先生です。午前は丹澤先生と小泉先生から臨床推論について座学の講義、午後は石川先生と木村先生からワークショップ形式の勉強会という内容でした。

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