週刊あはきワールド 2019年5月15日号 No.618

全力で治す東西両医療 第37回

ともともクリニック全力カンファレンス中継(26)

~症状から、東西両医学の臨床推論、そして選穴へ②~

 (1)荒川和子(2)佐藤もも子(3)木村朗子(4)石川家明 


◎第36回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(25)
      ~症状から、東西両医学の臨床推論、そして選穴へ①~
      (荒川和子・佐藤もも子・木村朗子・石川家明)
◎第35回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(24)
      ~症状から、証の鑑別、経穴の選び方を症例でたどると~
      (荒川和子・平岡遼・木村朗子・石川家明)
◎第34回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(23)
      ~すでにお前はベッカムである、でもニセモノになるな~
      (荒川和子・木村朗子・石川家明)
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(1)荒川和子:清友会 山田整形外科胃腸科肛門科
(2)佐藤もも子:ともともクリニック 
(3)木村朗子:ともともクリニック院長
(4)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表

 カンファレンスの実況生中継を続けていると、どうしても進行が遅くなります。はるか昔「第24回 曲泉、陰谷の反応で何がわかる その2」で荒川さんと対談していたときに、最後に木村先生が入って来て「例えば肝経を治療したいからって、どうやって経穴を選ぶのか」という質問がありました。それに答えるためと、日々のカンファレンスが入ったりして、延々とお話が続いてしまっています。もうそろそろまとめなくてはいけません。

■そもそもはここから始まった。再現すると…

木村あのう、横から失礼します。お二人のお話とっても面白いのですが、鍼灸勉強初心者として質問です。肝経といえどもたくさん経穴がある中で、どの経穴の圧痛を見に行くのか、どの経穴を治療に使うのか、どうやって決めているんだろうといつも疑問なんです。

石川そうですね。要穴以外の経穴の使用勝手ですね。そこをどうやって紐解きましょうか。まず鳥の目で見てみましょう。先ほど肝経機能の一部をイメージとして捉えましたが、予定調和で行けば、それに呼応して調整する経穴や、機能(生理)から逸脱した病理に効く経穴が存在してほしいと考えます。

木村「肝は疏泄を主る」とか、「肝は蔵血を主る」とかですね。そうすると、肝気を流す経穴とか、肝血虚を治す経穴とかがあるはずだというのですか、面白い!

石川それでは次回にまわして、じっくり探っていきましょう。(「第24回 曲泉、陰谷の反応で何がわかる その2」から引用)

■どの経絡を治療するか5つの診察

石川それでは、鍼灸学校時代から始まり、かれこれ14年ほどのお付き合いの荒川さんにまとめと説明をしてもらいましょう。

荒川まずは①解剖学的に病の部位にどの経絡が流注するかを探ります。経脈の及ぶところは主治が及ぶと基本的には考えています。これには経筋も含みます。さらに②経絡の生理病理ですね。広義の経絡病証です。

石川『霊枢・経脈篇』の是動病所生病だけではないという意味ですね。三番目はありますか?

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