週刊あはきワールド 2019年5月22・29日合併号 No.619

あはきメンタル~《からだ》と《こころ》の寄り添い編 第7回

出来事を聴くこと、疾病を診ること、2つの視点

呉竹学園東京医療専門学校・あはき心理学研究会 藤田洋輔 


◎第6回 《共有する事》、《体験する事》の大切さ
      ~平成30年度の活動を通じて~(中村慶・藤田洋輔)
◎第5回 アサーションのススメ(岡田紘未・藤田洋輔)
◎第4回 リラクセーション法を臨床に取り入れよう(岡田紘未・藤田洋輔)
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 皆さま、こんにちは。本年度も引き続き《あはき心理学研究会》のメンバーにて隔月(奇数月)で本稿を担当させていただきます。

 本年5月10日~12日に第68回(公社)全日本鍼灸学会学術大会愛知大会が開催されました。私も参加しておりましたが、毎年、精神医学領域の演題は増え、同領域に関するセミナーが継続的に開催されています。鍼灸医療分野において精神医学領域への関心は年々高まり、鍼灸およびあん摩マッサージ指圧領域での知見が広がることに期待をしております。

1.出来事を聴くこと、疾病を診ること

 さて、今回のタイトルを《出来事を聴くこと、疾病を診ること、2つの視点》と題しました。精神医学領域や産業保健領域において、このような表現がされることがあります。それは《事例性》と《疾病性》1)2)です。前者《事例性》は、患者本人や周囲の人々が感じる客観的な出来事のことであり、例えば『遅刻をしてしまう』『仕事でミスが多くなった』『周囲の人とうまくいかない』などが挙げられます。一方、後者《疾病性》は、疾患そのものやその症状などを示すものであり、例えば『夜あまり眠れていない』『物忘れが極端に増えた』『憂鬱な気分が続いている』などで、疾病を考慮する必要性がある訴えです。

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