週刊あはきワールド 2019年6月12日号 No.621

治療家のためのセルフエクササイズ 第38回

筋バランスを整える重要部位7

~筋トレ編(6) 肩甲骨周囲のトレーニング(その1)~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 さまざまな体の症状を引き起こす原因に、背中の丸まった猫背の姿勢が関係しています。猫背姿勢の改善のためには、短縮を起こしている大胸筋などをストレッチすることはよく行われますが、弱化している肩甲骨周囲の筋を活性化し、トレーニングすることも大切です。

 猫背姿勢の場合は、背中が丸まるだけでなく、両肩も前に内旋し巻き込むことがよくあります。これに伴い、肩甲骨が外側に移動します。これは、肩甲骨を体の中心に引き寄せる働きのある筋群が弱化しているためです。また、猫背では頭が前方に移動しているため、それを支えるために僧帽筋上部が常に緊張を強いられます。その結果、肩甲骨は上方にも移動します。

 つまり猫背姿勢の場合、肩甲骨が前上方の位置に移動する傾向があります(図1)。この異常姿勢に対して行うことは、肩甲骨を後下方の正しい位置に戻してあげることです。この重要な作用をもつ筋が僧帽筋下部です。
 

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