週刊あはきワールド 2019年6月19日号 No.622

【新連載】「未病を治す」~身体の歪みをなおす~操体法シリーズ 第1回

操体法にサブタイトル付与を!

 (1)鹿島田忠史(2)稲田稔 


(1)本文執筆:鹿島田忠史(誠快醫院)
(2)豆辞典執筆:稲田稔(稲田みのる治療室)

医療界での操体法の認知度

 筆者の恩師橋本敬三先生(以下翁先生と称す)が身体の歪み概念を初めて提唱したのは、1937(昭和12)年に『漢方と漢薬』10月号に発表した「臨床医家応用の毛鍼について」のようだ。それ以後40年近く、くり返し『日本医事新報』や『医道の日本』などに発表してきたが、医学会の反応は鈍かった。

 翁先生は1975(昭和50)年1月の『日本医事新報』に「山寺の晩鐘」を投稿し、医学会への発信を終わりにするつもりだった。ところがその直後に、高度経済成長のしわ寄せで健康障害に悩む農業者向けの記事を書かないかと雑誌『現代農業』から依頼される。このとき一般向け雑誌の『現代農業』連載に際し、名称を統一する必要が生じた。翁先生の手技療法に統一した名前がつく前は、カックン療法や逆モーション脱力法、ボディパイロット、急速瞬間脱力法などいろいろに呼ばれていた。そこで当時の温古堂ファンの一人が「体操と違って身体を操るのだから操体はどうだろうか」と提案して決まったらしい。そして1975年4月号からの『現代農業』連載で「操体」の用語が初めて公的に使われた。その後、操体は1976年7月のNHKドキュメンタリー「温古堂診療所」の全国放送をきっかけに大ブレイクし、全国的に認知度が高まった。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる