週刊あはきワールド 2019年7月3日号 No.624

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.63-1

腰痛はこう治す!(1)

~田中流の鍼・温灸治療の特長と腰痛治療法~

田中鍼灸指圧治療院院長 田中勝 


◎本シリーズの過去記事≫≫  見る
 
①診断按摩
②強揉み前揉捏
③00番鍼、あるいは0番鍼を用いて、回旋・雀啄して響かせる
④温灸をして温熱的に響かせる

 田中流の鍼・温灸治療の特長をまとめると、上記の4点を挙げることができる。本稿ではまず、この4つの特長について解説し、そのあと腰痛治療の方法について言及する。

田中流の鍼・温灸治療の基本

 筆者の鍼術の特徴は極めて細い鍼である00番鍼、あるいは0番鍼を使って「痛くなく気持ちよく響かせる」ということである。響くということは経絡に気が巡ることで、このことが最も症状を改善することができると考えている。

 それにはまず、診断按摩といって患部や経絡的に関係する他の部位に指圧と揉捏を行って最も硬結・圧痛のあるツボを調べる。さらに、そのツボに強揉み前揉捏を行って極めて狭い範囲の硬結・圧痛穴を調べ、00番鍼・0番鍼という細い鍼で刺鍼する。一定の深さに達したら、鍼を回旋と雀啄をして気持ちよく響かせ、置鍼して温灸を行う。

 以上が私の鍼・温灸治療の基本である。

 また00番鍼は細くて痛みが少ないので、顔面部のツボにも積極的に刺鍼している。その一例が目の上の陽白の刺鍼。患者さんの指でツボをつまんで持ち上げ、そこに斜刺する(図1)。そして、刺鍼部を圧迫して撚鍼して響かせる(図2)。
 

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