週刊あはきワールド 2019年7月3日号 No.624

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第10回

スポーツ選手の肩関節痛に対する鍼灸マッサージ

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


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Ⅰ.特徴

 スポーツによる肩関節傷害は、アメリカンフットボール、柔道などの body contact play による脱臼、亜脱臼、骨折などの外傷と野球、バレーボール、テニスなどの over head over used sports に好発する腱板炎やインピンジメント症候群などの障害に大別される。

































 鍼治療の対象となる外傷は、反復性亜脱臼や慢性の過度使用による痛みであるが、①種目やポジション②関節の弛緩性③脱臼の既往の有無などにより予後の見通しが変わってくる。

 スポーツ傷害では、通常の五十肩の検査法に加え、インピンジメントサインなどの第二肩関節の検査法や亜脱臼に関するアプリヘンションテストが必要となる。また、野球やテニスなどのフォームの第何相で痛みが生じるかなど競技特有の動作を行わせて診断する必要がある。問診で重要なことは、ADLの制限に加え、スポーツ動作の制限や試合日程を聴取することである。

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