週刊あはきワールド 2019年7月3日号 No.624

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第40回

頚椎症性神経根症に酷似した症状を呈する肩甲骨周囲のトリガーポイント

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


◎第37回 尾骨の痛み
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 肩から上肢への疼痛を訴える患者が時々来院します。このような症状を持った多くの患者さんは、そのひどい痛みのためにまず整形外科を訪ねます。その後、症状が改善しない、あるいは鎮痛剤が効かないといって鍼灸院に来られます。そのような一例を考えてみます。

50歳中頃の男性、舞台俳優

 1週間ほど前から、肩甲骨の後ろと上腕全体、特に後側、そして前腕尺側から小指にかけて痛んでいました。カイロテーブルで腹臥位になって腕を垂らしている姿勢も、腕が鈍痛で我慢できず、唯一側臥位で患側を上方にして腕を楽な肢位に支えていることで施術できました。昨夜もそのような痛みで寝られませんでした。

 この患者さん、整形外科診療を受けていて、そこでのX線画像からは頚椎に問題となるような所見はないので神経根症を除外して考えると、胸郭出口症候群も考えられますが、アレン、アドソン、モーレー、ライト等のテストは陰性であったので、それも除外されます。残るはトリガーポイントです。

 肩から上肢への関連痛を現す筋トリガーには斜角筋、上後鋸筋、棘上筋、棘下筋、大円筋、小円筋、肩甲下筋が挙げられます。このような活動性の激痛を示すのは上後鋸筋が第1候補になります。

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