週刊あはきワールド 2019年7月10日号 No.625

治療家のためのセルフエクササイズ 第39回

筋バランスを整える重要部位8

~協調性編(1)肩甲骨周囲と体幹~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 筋バランスを整えるためには、弱化した筋を強化する必要があります。そして、その筋が十分筋力を取り戻した後は、他の筋とうまく連動して動けるよう協調性のエクササイズが必要です。協調性のない筋肉は、単独では力が強くても、実際の動作では筋力を発揮できず、全体の動きもロボットのようにぎこちなくなってしまいます。これは、動きの中心軸がなく個々の筋肉がバラバラに動いてしまうからです。協調性のエクササイズを考えるときには、通常、体幹の筋で安定性を確保し動きの中心軸を作った状態で、個々の筋肉を動かしていくことが大切です。

肩甲骨周囲筋と体幹の協調性エクササイズ

 肩甲骨周囲の筋群(僧帽筋下部など)は、硬くなりやすく、また弱化しやすい筋でもあります。この筋は、両手を頭上に伸ばした状態から、胸を張り、肘を曲げ、上下に動かす(肩を内転外転する)ことで鍛えることができます。筋肉の協調性が崩れると、この動作を行う際に腰が反り、背中側の脊柱起立筋を過剰に使い、張りを作ってしまうことがよくあります(図1)。そのため、肩甲骨を動かすときに、脊柱起立筋を過剰に使わずにエクササイズを行うことが大切になってきます。
 

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