週刊あはきワールド 2019年7月24・31日合併号 No.627

治療家のための薬の基礎知識 第31回

更年期障害に対する漢方薬

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


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 更年期症状は数百種類の症状があり、その軽重には大きな個人差があります。多岐にわたる症状は、気血水の概念で分類すると整理しやすくなります(表1)。

表1 気血水の概念で分類した更年期症状
気虚・気滞 イライラ、精神不安、抑鬱、顔のほてり、のぼせ、目の充血、
ホットフラッシュ、頻尿など
血虚・瘀血 貧血、動悸・息切れ、手足の冷え、手足のしびれ、不眠、
焦燥感や不安感、高血圧、頭痛、頭重、月経不順、月経過多など
陰虚・水滞 むくみ、悪心、嘔吐、めまい、乾燥、火照り、耳鳴りなど

 これらの症状に対応する漢方薬は数多くありますが、まずは数種類を深く理解し、使いこなせるようになると良いようです。まずは婦人科の三大処方といわれる

加味逍遙散(かみしょうようさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

について、大まかに解説します。

 更年期症状に対してもこの三処方の組み合わせで対応することができます。

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