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2019年8月14日号 No.629 |
◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.64-2 耳鳴の鍼治療法(突発性難聴に対する鍼治療の1症例)~耳鳴反応点(TRP)の応用例~明治国際医療大学 鶴浩幸 ツイート
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1.はじめに前回、私の耳鳴に対する鍼治療法とその考え方について述べた。今回は具体的な症例に対する鍼治療法について述べたい。本症例は突発性難聴の耳鳴・難聴に対する治療である。2. 症例患者:5×歳、男性。初診日:20××年11月2×日。 主訴:左耳の突発性難聴(耳鳴・難聴)。 随伴症状:肩こり。 現病歴:同年6月下旬に左耳鳴が強くなり、難聴が生じた。A病院耳鼻科にて聴力検査などから突発性難聴と診断された。ステロイドなどの薬物療法を受けて耳鳴は少し小さくなったが、聴力は低下したままである。耳鳴が気になる。なんとかもう少し耳鳴や難聴がよくなりたいと思い、鍼治療を希望した。 既往歴:39歳、胆嚢摘出(ポリープ)、その他は特記なし。 個人歴:タバコ(15本/日)、その他特記事項なし。 投薬:これまでに、ステロイド以外で、メチコバール錠(ビタミン製剤)、アデホスコーワ顆粒(脳循環代謝改善薬)、ムコスタ錠(胃粘膜微小循環改善薬)、カルナクリン錠(血管拡張薬)などが処方されている。 所見:肩甲挙筋部、僧帽筋部、菱形筋部などに軽度の筋緊張がある。 音叉を用いた聴力検査1):ウェーバー:右偏倚、リンネ:左右陽性。 THI (Tinnitus Handicap Inventory)日本語版2,3):78点。 HHIA (Hearing Handicap Inventory for Adult) 日本語版3):86点。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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