週刊あはきワールド 2019年8月21日号 No.630

症例で学ぶ入江FTシステム 第15回

入江式経別治療による症例(2)

~全身倦怠感~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


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その前に

 奇経は8脈ありますが、任脈―陰蹻脈・督脈―陽蹻脈・衝脈―陰蹻脈・帯脈―陽維脈とペアで対処することと、それぞれの奇経には宗穴が指定されています。任脈―陰蹻脈は列缺-照海を取穴して処置すると、システム化された形式が伝承されています。

 入江システムは経別・経脈・経筋のいずれもが奇経と同様にシステム化されて、所定の経穴・経筋穴にI・Pコードや焼き鍼を利用して処置します。ところが現状は、I・Pコードや焼き鍼を利用している鍼灸師の方は極めて少ないように思われます。

 理由は色々あるでしょうが、I・Pコードの素晴らしさは日々実感している鍼灸師の一人として私見を述べてみます。

 鍼灸学校に入学した年、「講習会があるから行こう」と、入学を勧めていただいた方から誘っていただき参加したのですが、そのテーマはI・Pコードでした。

 講義内容は小学校に入学したばかりの1年生が算数の時間に高等数学の授業を受けているような状態で、関心を持てるだけの力量は皆無でした。

 3年間の鍼灸学校を卒業して、鍼灸師として一人前になるには臨床を重ねることが不可欠だと、卒業と同時に鍼灸院を開設した年、入江正先生が『経別・経筋・奇経療法』を自費出版されて鍼灸界に登場された年でした。

 著書には未知の鍼治療が紹介してあり、I・Pコードを利用したシステム化された処置に興味を覚えました。

 以後、座右の書となり常に羅針盤となった指摘を順次に紹介することで、入江システムに関心を持っていただくキッカケになればと願いながら、私自身の研鑽に繋げたいと思っています。

 今回は経絡現象と題されて書かれた中の一部です。

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