週刊あはきワールド 2019年9月4日号 No.632

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第29話

歯が沁みて痛いのですが!

~歯および歯茎痛を訴える症例~

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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歯が沁みて痛いのですが!

 60歳、男。左下の歯および歯茎の痛み。身長164cm、体重78kg。8月2日初診。

 7日間の海外出張の途中から徐々に左下の奥歯:6番(第1大臼歯:5番、7番、8番は虫歯で抜歯済み。6番を支点として、5、6、7番に歯冠をかぶせている)が熱いものを飲むと沁みるようになり、帰国時には、歯茎も腫れてやわらかいものも噛めなくなってきた。安静にしていてもジーンとした歯痛があり、噛み合わせるだけでも痛みが起こる。行きつけの歯科を受診しようとしたが、あいにく休診で治療が受けられず、我慢していた。そこで、去年鍼治療を受けて歯茎の腫れが引いたのを思い出し、とるものもとりあえず、受診したとのこと。

 大臼歯部(6番)の歯茎は腫れており、歯の根部には膿(フィステル)が見られる(図1)。
 

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