週刊あはきワールド 2019年9月11日号 No.633

新米鍼灸師の研修奮闘物語 File.29

Resident.SeのBSL(Bed Side Learning) Diary(29)

~梨状筋に縛られるアナタ~

鍼灸レジデント3年目 平岡遼 


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 鍼灸をやっていると臨床現場で坐骨神経痛を目にすることは毎日のようにあると思います。坐骨神経痛を引き起こす疾患の一つでよくあるものに梨状筋症候群があることは鍼灸師なら知らない人はいないでしょうが、実はこの梨状筋症候群、奥が深いんです。殿部の奥深くに存在し…、というだけではありませんよ! 今回は、梨状筋症候群についての症例から調べたことや先生方から教わったことをご紹介して、同症候群の診察のレベルアップをしたいと思います。

■梨状筋症候群=坐骨神経痛?

 梨状筋症候群のイメージってどんなものでしょうか? 鍼灸学校出たての頃の私がもっていたイメージは、「坐骨神経痛を引き起こす疾患で、Kボンネットテスト陽性で判別できる」といったところでしょうか。標準整形外科 第12版をみてみると

坐骨神経が生理的狭窄部位である梨状筋部で圧迫を受けるもの

と書いてあります。たしかに臨床でも梨状筋症候群の患者さんは坐骨神経領域の痛みやしびれを訴える方は多いですよね。梨状筋はしゃがみこんだ姿勢で伸長ストレスを受けるため蹲踞の姿勢で草取りをしたり、長時間の座位で圧迫ストレスがかかったあとなどによく見られます。坐骨神経痛までは現れていないけれど殿部痛が片側優位にある、という軽度の梨状筋症候群もよく遭遇します。でも圧迫されるのは本当に坐骨神経だけでしょうか? 皆様の患者さんはどんな訴えをされていますか?

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