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2019年10月2日号 No.636 |
からだに触れる からだで触れる 第16回 そっと触れるか、ぎゅっと触れるかいやしの道協会会長 朽名宗観 ツイート
◎第15回 少年院の教官が問題児のこころを開く
◎第14回 教誨師が死刑囚に引導を渡す
◎第13回 ガソリンをかぶった息子に抱きついた父
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16.そっと触れるか、ぎゅっと触れるかとりわけ認知症患者に有効性を発揮しているケアのメソッドにフランス人のイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発した「ユマニチュード」があります。二人の著書『「ユマニチュード」という革命』によれば、ユマニチュードとは、ケアが自由な二人の出会いそのものであり、それを通して絆が双方向的に結ばれ、両者の存在を認め合い、互いが相手にとって贈り物であるようなあり方をするのが望ましいとする「コミュニケーションの哲学」を基盤としており、ケアの現場でそれを実践するために生み出された具体的な技法であると言います*30。私は「〈いやしの振る舞い学〉を工夫する」という文章を看護師向けのテキスト『看護教育と実践』に共著者の一人として寄稿しました*31。そこで発想したことはベッドサイドにおける術者(鍼灸師に限らず、患者のケアやキュアーに携わる人たち全般)と患者との身体を通しての相互関係の重要性を説こうとすることだったので、ユマニチュードと呼応するところがあると言えます。本稿において幅広いところから人が人のからだに「触れる」ということの意味について探ろうとしているのも、「いやしの振る舞い学」の一環であり、それが人と人との結びつきの根幹を支えるものとして捉えているからです。(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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