週刊あはきワールド 2019年10月16日号 No.638

「未病を治す」~身体のゆがみをなおす~操体法シリーズ 第5回

操体についての一私見

 (1)北田洋三(2)稲田稔 


◎第4回 操体法の原理を探る
     ~身体均整法亀井進講座集からの一考察~
      (川名慶子・稲田稔)
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(1)本文執筆:北田洋三(関西操体ネットワーク)
(2)豆辞典執筆:稲田稔(稲田みのる治療室)

<はじめに>

 橋本敬三先生と操体に巡り合うことができてから、はや四十数年が経ちました。その間、鍼灸・マッサージ師、柔道整復師並びに鍼灸・柔整専科教員、体育協会スポーツトレーナー、健康運動指導士など資格を取得し、資格に課された知識と経験を積んできました。その全てにおいて、身体あるいは人間と関わる健康・疾病に対する考え方、捉え方あるいは対処・対応・対策などの基本は操体の理念とその方向性の基礎として参りました。

 今回、情報発信の機会をいただき「操体」に関して私見の一部を述べさせていただきます。

<操体について>

 操体は健康の維持増進に関して一般の人から臨床専門家まで幅広く多くの人達に実践されている自然の原理・原則に則った健康管理法である。操体は理解の便宜上、日常生活全体の営みを対象とした健康に対処する「操体法」と身体を対象として健康に対処する「一人操体動作」(以後操体動作と省略する)に分類する。

 さらに操体動作はより効果的、効率的にするために施術者が介入する「操体療法」などに分類される。操体療法に類似する「二人操体」と呼ぶものもあり、これは「施術者」ではなく「補助者」と位置づけ、療法とは一線を画するものである。そもそも操体の基本理念は、個人の生活あるいは身体を自らが自らの責任において実践する自然に即した健康管理法で、第三者が介入するものではない。あくまでも自己コントロールが主体となるものなのである。このため、操体の本質的には第三者である施術者、補助者は便宜的なものと考えたい。さらに療法では治療行為が含まれることから、施術と非施術(二人操体)を区別するための考え方、捉え方が必要となる。すなわち治療には治療に伴う課題があり、補助にもまたその課題を持つものである。
 

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