週刊あはきワールド 2019年11月6日号 No.640

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第31話

全身が痒いんです!

~特に陰部掻痒が耐えがたい症例~

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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陰部掻痒がたまりません!

 64歳、男。年とともに、全身の痒みを気にしていたが、今年に入ってから特に殿部外側、大腿外側、側腹部等の痒みが気になり、孫の手を使って痒いときには掻いていた。一昨日くらいから、陰部(陰嚢の横側)付近が痒くなり、耐えがたい痒みを自覚し、ボリボリと掻いていたが、一向に良くならない。これまでにも同様な症状を起こしたことがあり、そのときは「いんきんタムシ」の市販薬を塗布して消失していた。今回は、薬を塗布しても一時的で、耐えがたい痒みのため来院した。10月25日初診。

 最近は目の疲れや時に痛みを強く感じるとともに、夜間に下腿後面の腓返りを起こして目覚めることもあった。朝起きたときや、夜寝る前、ゆっくりくつろいでいるときなどに側胸部、殿部、大腿外側部等に痒みを自覚することが多いように思う。

東洋医学的所見

舌診(図1):淡白舌、胖大、嫩、歯痕(手足の冷えや寒がり等がないことから、気虚および肝血不足が考えられる)。舌尖やや紅点。舌中央から奥にかけて黄厚膩苔(中焦から下焦にかけての湿熱)。
 

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