週刊あはきワールド 2019年11月13日号 No.641

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.67-2

患者や家族に寄り添う鍼灸師でありたい(2)

~死に逝く人と家族に寄り添った鍼灸臨床2例~

はぎの鍼灸院 萩野利赴 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る
 
 前号では、人生の最期に向かって生きる患者に鍼灸師が寄り添うとはどういうことかについて、私の考えを述べました。今号では、最後まで患者に寄り添った臨床例を2例紹介します。

臨床例1
…男性、65歳、突発性間質性肺炎、慢性呼吸不全、心不全、心室性不整脈

××年7月 上記傷病名で入退院を繰り返していた。自宅で療養したいという強い希望により退院、在宅医療が開始される。主治医の指示で担当ケアマネジャーさんから紹介があり、往療開始。栄養はHPN(在宅中心静脈栄養法)。排尿は閉鎖式採尿パック。酸素濃縮器2L使用。介護用ベッドの背もたれをあげて長座位の姿勢のほうが呼吸が楽と持続。不眠、呼吸苦、精神的不安が著明。便処置よりも歯磨きの方が苦しい。

 胸部、腹部の呼吸筋の筋緊張が著明。イライラしてくる。下肢浮腫なし。まずは、季肋部、腹部の緩和に努める。

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