週刊あはきワールド 2019年12月11日号 No.645

治療家のためのセルフエクササイズ 第44回

筋バランスを整える重要部位13

~協調性編(6) 肩関節、股関節と体幹(その1)~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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体幹と股関節と肩甲骨

 前回に引き続き、呼吸に焦点を当てながら、体の動きを改善させていきたいと思います。

 呼吸は、体の可動性を改善させることも、安定性を向上させることもできます。これは、息を吐きながら脊柱屈曲(立位体前屈)を行うと可動性が上がり、吸いながら行うと下がることからも分かります。反対に、呼気では胸椎伸展可動性が下がり、吸気では上がります。正しく横隔膜を使った呼吸では可動性だけでなく、安定性にも影響を与えます。横隔膜を用いた強制的呼気では、腹斜筋の活性を高めることにより、体幹の安定性を提供します。このような呼吸では、横隔膜と脊柱との連動を高め、骨盤底、腹部、脊柱内在筋との連動も改善します。

 私たちが体の機能を改善させるために大切なことは、呼吸を利用し、腹圧を高めた状態で、肩と股関節を自由に動かすことです。特に肩の屈曲外転と股関節の伸展回旋は、腹圧を高めた状態では動きが制限されることがよくあります。

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