週刊あはきワールド 2020年1月22日号 No.650

全力で治す東西両医療 第45回

ともともクリニック全力カンファレンス中継(32)

~蠡溝と中都の効能を求めて、あれから10年④~

 (1)荒川和子(2)石川家明 


◎第44回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(31)
       ~蠡溝と中都の効能を求めて、あれから10年③~
       (荒川和子・木村朗子・石川家明)
◎第43回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(30)
       ~蠡溝と中都の効能を求めて、あれから10年②~
       (荒川和子・木村朗子・石川家明)
◎第42回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(29)
       ~蠡溝と中都の効能を求めて、あれから10年①~
       (荒川和子・木村朗子・石川家明)
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(1)荒川和子:ともともクリニック
(2)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表

 肝経絡のなかでも目的を持って使いにくい経穴である蠡溝穴と中都穴をいかに自家薬籠中の経穴にして日常臨床に資するか。勉強に来た鍼灸学生から「蠡溝と中都の違いは何か」と問われて、その時から10年間、学生はスタッフとなり共に蠡溝と中都の違いを、臨床を通して考察してきました。幾つかの症例を通して、蠡溝と中都の効能をまとめています。前回は<症例1>を提示しました。今回<症例2>から始めます。

■蠡溝と中都 効用のまとめ

【蠡溝】内踝から5寸
 絡穴である。絡脈の別枝が直接生殖器に行く。

① 疏肝理気
② 調月経
③ 清熱利湿
④ 養血
⑤ 温経散寒

・生殖器系統や泌尿器系統の疾患、特に下焦の湿熱のスペシャリストと捉えている。

・下腹部の疝痛は湿熱下注ばかりではなく、寒滞肝脈が原因でも起こる。蠡溝には疏肝理気のみならず温経散寒作用があると類推している。中都にも同様の効用があると思われる。
 

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