週刊あはきワールド 2020年1月22日号 No.650

両手刺手管鍼法実践コラム(マッスル鍼法実践コラム改題) 第18回

管鍼横刺の採用、これで両手刺手管鍼法が完成した

あんしん堂鍼灸院院長 宮村健二 


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〔ご案内〕

 奇数月の第3水曜日号で、「マッスル鍼法実践コラム」、偶数月の第3水曜日号で「マッスル鍼法へのいざない」をお届けしてきました。

 後述のとおり、マッスル鍼法を追求してきた結果として、両手刺手管鍼法がこのほど完成の域に達したと思われます。そこで、これを期にそれぞれの名前を「両手刺手管鍼法実践コラム」、「両手刺手管鍼法へのいざない」と改名します。

 連載の途中で表題を変えるということは異例中の異例です。筋過緊張の改善を目指すマッスル鍼法を追求してきたところ、管鍼横刺の採用という新しい事態を迎えることとなりました。その結果、ベースである両手刺手管鍼法を拡大・発展させることとなり、その成果はマッスル鍼法は元よりのこと、マッスル鍼法以外の臨床実技にも反映されることとなりました。このような発展的事情に配慮しての改名ということです。どうかご斟酌いただき、今後ともご愛読をお願いいたします。

 改名を受けて、記述の対象はマッスル鍼法に止どまらず、それ以外の臨床実技にも及ぶこととなります。ご期待ください。

【はじめに】

 これまで、両手刺手管鍼法は、押手なしで、直刺および斜刺すなわち深刺を行う技術として紹介してきました。技術的にはほぼ完成の域に達したと言ってよいところにきていると考えています。しかし、今一つ満たされない課題がありました。それは横刺です。

 壁の薄いディスポーザブル鍼管を活用しての横刺の仕方は、すでに30年前に開発していたのですが、この管鍼横刺を臨床にどのように位置づければよいかのアイディアに乏しく、長年臨床への採用を保留としてきました。ところが、半年ぐらい前に、示指叩打・Z、旋撚・N、および示指叩打旋撚複合・ZNなどの皮膚ひずみ作り手技を発想し、これを管鍼横刺と結合させると大変大きな成果が得られるとの手答えを得ました。それで長年棚上げにしていた管鍼横刺を棚卸し、正式に臨床に導入することとしました。

 両手刺手管鍼法は、直刺および斜刺にも、横刺にも対応する技術となり、今後は、前者を両手刺手深刺管鍼法、後者を両手刺手横刺管鍼法と呼ぶこととします。

【両手刺手横刺の作業工程】

 30年も前に開発し、長年店晒しにしてあったものですが、内容は新鮮で溌剌としています。

 8項目に分けて、作業工程を紹介します。

1.留管(図1 留管)
 鍼を込めた鍼管を3°で留管します。

 角度3°のサイン値は、0.05です。鍼の全長×0.05の高さに鍼柄頭がくるように、鍼をセットします。
 

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