週刊あはきワールド 2020年1月22日号 No.650

「未病を治す」~身体のゆがみをなおす~操体法シリーズ 第8回

操体についての一私見 その2

関西操体ネットワーク 北田洋三 


◎第5回 操体についての一私見(北田洋三・稲田稔)
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<操体について>

  • 操体は健康の維持、増進に関して一般の人から臨床専門家まで幅広く多くの人々に実践されている自然の原理・原則に則った健康管理法である。
  • 操体は理解の便宜上日常生活全体の営みを対象とした健康に対処する「操体法」と身体を対象として健康に対処する「一人操体動作」(以後操体動作と省略)に大別される。

    さらに操体動作をより効果的、効率的にするために施術者が介入する「操体療法」などに分類される。
  • 操体療法に類似する「二人操体」と呼ぶものもあり、これは「施術者」ではなく「補助者」と位置づけ、療法とは一線を画するものである。
  • そもそも操体の基本理念は、個人の生活あるいは身体を自らが自らの責任において実践する自然に即した健康管理法で、第三者が介入するものではない。あくまでも自己身体運動が主体となるものなのである。

    このため操体の本質的には第三者である施術者、補助者は便宜的なものと考えたい。さらに療法では治療行為が含まれることから、施術と非施術(二人操体)を区別するための考え方、捉え方が必要となる。
  • すなわち治療には治療に伴う課題があり、補助にもまたその課題を持つものである。
  • 今回は補助者の立場を省き、施術者の立場からの操体療法を考えてみる。
  • ただし、前述した操体の理念から操体療法であっても、患者となる個人の自力性を重視する療法に拘ることが操体療法である。すなわち、操体施術者は、施術行為と個人の対処、対応を自然の原理、原則に則った指導と実践の導きが操体療法の本質とご理解いただきたい。

    したがって施術者は施術内容および個人に対する指導を含め、ある程度理解させなければならない。すなわち無理はしない、不快、苦痛のある動きはしない、呼吸と運動の意識性を高める。運動のタメと瞬間脱力およびその直後の身体開放などを体験させることである。
  • そもそも操体動作とは、個人が運動分析を行って、自らの姿勢および運動から快、不快感情を認識し、快方向・角度を持って運動し、さらに運動緊張(タメ)と瞬間脱力をもって歪体を正体に修復しようと試みる行為である。

    したがって操体療法における施術者は、この一連の操体動作の効果・効用・効率等を、巧みに向上させるために介在することになる。
  • 操体施術者にとって、施術前に知っておくべき2つの課題がある。1つは歪評価、もう1つは歪の誘因・原因に関してである。

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