週刊あはきワールド 2020年2月5日号 No.652

症状別、困ったときのこのツボ 第4回

マタニティーの治療をお願いしますと言われたら

新医協鍼灸部会会長・関東鍼灸専門学校講師 手塚幸忠 


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1.妊婦の治療について

 東洋医学の鍼灸治療は様々なライフステージで患者さんと関わりを持つことができるのが素晴らしい点の1つだ。妊娠期間中も妊婦のマイナートラブルの対処や安胎のために鍼灸は効果を発揮することができる。

 私のところにも教えていた学校の卒業生から「マタニティーの患者さんが来ることになってしまったのですが、どうしたら良いですか?」という相談がよく来る。鍼灸治療の認知度は低いと言われるが、スポーツ分野、美容分野と並んで、不妊、マタニティーの分野は一般的にも認知度は高くなっている。

 妊婦のマイナートラブル(つわり、便秘、腰痛など)の治療法は色々な所に載っているので、また別の機会にまとめるとして、今回は意外と情報が少ない安胎の治療をまとめてみる。

2.妊婦の三陰交に治療して大丈夫か?

 婦人科疾患に三陰交が良いという話はよく聞くだろう。しかし妊婦に三陰交のツボは危険だという話も聞く。実際のところはどうなのだろうか。

 三陰交は堕胎のツボだという説については、古典の時代から誤解されているのに原因がある。民代に書かれた楊継洲の『鍼灸大成』に以下のように書かれている。
 

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