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2020年2月12日号 No.653 |
◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.70-2 排尿障害の鍼灸治療(2)~特に頻尿、夜間頻尿に対する鍼灸治療とその症例~洞峰パーク鍼灸院 形井秀一 ツイート
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Ⅴ.頻尿・夜間頻尿と鍼灸本稿では、排尿障害、特に頻尿・夜間頻尿に対する鍼灸治療について、症例を紹介する。最初に、鍼灸施術所を対象に、過去に行われた泌尿器などの不定愁訴に関する調査について述べ、その後に症例の紹介をする。1.鍼灸と排尿障害について 1)鍼灸施術所に来院する患者の泌尿器関係愁訴1) 1993年、北小路らが鍼灸施術所における夜間頻尿について調査した報告がある。その調査対象504人中130人(25.8%)に夜間頻尿が見られ、女性の発生率が男性よりも高かった。また、項目別に見てみると、 ①年代別夜間頻尿発生率 鍼灸施術所を受診した患者のうち、夜間頻尿のある年代は、60代、70代が多く、年齢が若くなるに従い出現率は減少し、30代以下では、ほとんど見られなくなる。 ②夜間頻尿回数 夜間頻尿の回数は、2回が最も多く56.2%(73/130名)、3回が28.5%(37/130名)で、4回以下は、8.5%以下の出現率であるが、最高8回の頻尿の患者もいた。 ③高齢者の泌尿器愁訴の内訳 高齢者の有する泌尿器の愁訴は、夜間頻尿が最も多く(25.8%)、次いで、尿意切迫(17.7%)、腹圧性尿失禁(16.3%)、残尿感(15.2%)と続いた。 ④愁訴別夜間頻尿発現率 愁訴別に夜間頻尿がどれくらい発生しているかを尋ねたところ、一番多かった愁訴は、残尿感で39.2%、ついで、腹圧性尿失禁と尿意切迫が38.7%であった。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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