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2020年2月12日号 No.653 |
治療家のためのセルフエクササイズ 第46回 筋バランスを整える重要部位15~立位編(2) サイドチューブプルスクワット~ATC&鍼灸師 山下貴士 ツイート
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一方、スクワット動作の評価は片脚立ちに比べ、難しいといえます。なぜなら、動作中の重心が安定しており、大きな筋が関与しているので、よくないフォームでもうまく修正してしまうので見分けるのは簡単ではありません。また、スクワット動作は日常生活によく使われる動作なので、大きな負担がかかり痛みが出ない限り、自分の異常に気づかないこともよくあります。しかし、誤ったスクワット動作の積み重ねが、膝や腰などの慢性痛の原因となり、痛みを感じた時には、回復に大きな労力が必要になってしまうことも珍しくありません。 スクワット動作の時に注意していただきたいのは、比較的使いやすい膝周辺や腰部(体幹後側)の筋を使いすぎないということです。代わりに、股関節の筋や体幹の周囲の筋(側部や前面の筋)をバランスよく用いることが大切です。股関節周囲には、大殿筋群を中心として、力も強く大きな筋群があります。また、体幹の前部や側部の腹横筋や内外の腹斜筋は腹圧を上げて体幹全体を安定させる働きがあります。腹圧を上げながら、動作を行うということで、腰部の筋をより効果的に使うことができ、スクワット時に体にかかる負担を大きく軽減することができます。腰痛の時にコルセットを腰に巻き、重い重りを持ち上げるときにベルトを巻くのは、とても理にかなっているのです。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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