週刊あはきワールド 2020年2月26日号 No.655

緊急アピール2

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を正しく恐れるとは

~患者さんとリスクコミュニケーションをとろう②~

 (1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 


 
(1)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表
(2)木村朗子:ともともクリニック院長
(3)平岡遼:ともともクリニックレジデント

 新型コロナウイルス感染症を理解して、医療者としてどう対処するか。また他の疾患で来院する患者の質問に医療者として誠意をもって答えられるのか。来院患者とリスク管理を共有する合理的なリスクコミュニケーションをはかりたい。そのためには、COVID-19の臨床経過像をできるだけ正確に知ることが必要となる。2月24日現在で、その唯一の方法と考えられるのは、患者症例数の圧倒的な多さとその転帰の結果までが集計されている中国で発表された統計論文の分析であろう。非常にすぐれた統計報告である。日本もこのように公開してほしい。

 China CDC Weeklyで発表されている現地点で一番新しい“Weekly Reports”は、The Novel Coronavirus Pneumonia Emergency Response Epidemiology Team(新型コロナウイルス感染症緊急対応疫学チーム)による2月11日発行の
The Epidemiological Characteristics of an Outbreak of 2019 Novel Coronavirus Diseases (COVID-19) — China, 2020 である。
http://weekly.chinacdc.cn/en/article/id/e53946e2-c6c4-41e9-9a9b-fea8db1a8f51

■基本的な統計から俯瞰する

木村 統計では、軽症が80.9%を占めていて、少しほっとするところです。致命率の2.3%ですが、年齢別致命率の方が大切になってきます。

石川<臨床的判断>という分類が途中から加わり、「患者隠し」や「統計がわからなくなる」との一部報道や意見がありましたが、湖北省のみの分類であるところから、検査結果を待つことのできない臨床現場での判断があったと推測しています。

 2020年2月11日の上記報告論文によると、以下のとおりである。
 

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