週刊あはきワールド 2020年3月4日号 No.656

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第16回

ブラインドパラリンピックスポーツ(4)

~水泳~

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


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Ⅰ. はじめに

 日本パラリンピック委員会(JPC)は、1月29日に東京パラリンピックの日本選手団団長をJPC委員長の河合純一氏に決めたと発表した。河合氏は、記者会見の中で、「オリンピックからのバトンを引き継ぎ、東京大会全体の成功に向けて、ゴールまでバトンを運ぶことが私の役割」と抱負を語った。パラリンピアンとして初めて、JPCの委員長になり選手団長となった。

 河合氏は、ロンドン大会まで6大会連続出場して、競泳(視覚障害)で5個の金メダルを含む21個のメダルを獲得し、2016年に国際パラリンピック委員会の殿堂入りを果たした。

 水泳は、1960年の第1回ローマ大会から続いている競技であり、陸上競技に次ぐ種目数と参加人数を誇る。東京2020大会では、もっともメダル獲得数が期待される競技である。

 昨年9月9日から16日まで行われた、東京2020パラリンピックの前哨戦となる「世界パラ水泳選手権大会」では、各国ともに有力な選手が出そろう中、日本代表「トビウオパラジャパン」は、金3個を含む14個のメダルを獲得した。

 東京2020パラリンピック大会水泳の出場枠数は男子14、女子13の27となっている。コロナウイルスは代表選考に大きな影響を与えている。

 2020パラ水泳春季記録会兼東京2020パラ水泳日本代表選考戦が、3月6日〜8日に静岡県富士水泳場で行う予定であったが中止になった。

 今回は東京2020大会競技のパラ水泳の視覚障害種目について紹介する。

Ⅱ.パラ水泳とは

 パラ水泳は、1960年の第1回ローマパラリンピック大会から正式競技として行われ、初期のころは車椅子の選手だけで行われていたが、その後、切断の選手、視覚障害の選手、知的障害の選手も出場が認められるようになった。
 

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