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2020年3月18日号 No.658 |
「未病を治す」~身体のゆがみをなおす~操体法シリーズ 第10回 橋本敬三の思想と実践を振り返る(1)力学的医学の構想と重力石井康智 ツイート
◎第8回 操体についての一私見 その2
(北田洋三) ◎過去記事≫≫ もっと見る
私たちは重力を意識しないが、体は無意識にそれを“意識”し対応する。 そこで力学的医学の構想と重力の関係について振り返ってみたい。 息・食・動・想と環境橋本敬三先生は、「体全体から観る力学的医学」を構想し(1987)(注1)、体をめぐって様々な治療的アイディアを書いています。操体法はその一つですが、思想的には構想に盛り込まれたアイディアをすべて含むと考えてよいと思います。生活全体・行動のエッセンスを「息・食・動・想と環境」という形にまとめています。それらは「同時相関相補性」の関係にあり、各要素(要因)は独立的ではあるが相互依存関係的でもある、という認識でしょうか。内容は異なりますが、構造的には中医学の陰陽五行のような「全体と部分」の入れ子構造を連想させます。息は呼吸関連、食は食内容や摂り方関連、動は行動における運動・動作関連、想は心理的精神的な内容や受け取り方など、環境は人の生活圏の自然環境や社会的環境を指すとしています。具体的内容の記述は、以前のこの操体法シリーズで触れられています。そちらを参照ください。 参考まで、「人間―この動く建物」の図を掲げておきます(図1)。中央の四つん這いになった動物の姿は「力学的医学の構想」の一つである操体法のテキストに載せられています。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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